▲2018年3月29日発売の『メモリーズオフ -Innocent Fille-』。限定版などを手に入れたい方は早めのご予約をオススメいたします
シリーズ作品とはいえ、個々の作品は独立したものとなっており、どの作品から遊んでも楽しめるのが『メモオフ』のいいところ。しかし、過去作を遊んでおくと、もっと『メモオフ』を楽しめることは間違いありません。それは、『メモオフ』シリーズには、いくつかの「お約束」があり、その中のひとつに、「過去作のキャラクターがチラりと顔を見せる」という要素があるからです。
最新作の『メモリーズオフ -Innocent Fille-』でもこの流れは受け継がれており、すでに発表されているキャラクターたちの中にも、シリーズでおなじみのキャラクターの顔ぶれが見られます。
しかし、過去作をすべてやるというのは、なかなか大変かもしれません。なんせ『メモリーズオフ』シリーズは、歴史が長く、フラグシップタイトルだけでも現在まで7作品、その後日談となる作品や、スピンオフ的なものもありますから、すべて遊びきろうと思うととても時間がかかります。
そんなわけで、今回の【特選アプリ】の記事では、『メモリーズオフ -Innocent Fille-』をより楽しむために、是非とも遊んでおきたいシリーズ作品として、シリーズ6作目となる『メモリーズオフ6 ～T-wave～』と、その後日談となる『メモリーズオフ6 Next Relation』をご紹介いたします。
『メモリーズオフ6 ～T-wave～』と『メモリーズオフ6 Next Relation』はド直球のギャルゲーです。恋愛アドベンチャーゲームのお約束である、ちょっと切ない設定やシーンなども用意されていますが、基本的には「ヒロインと相思相愛になって終わる」作品です。
ギャルゲーのお手本のような作品なので、30歳も半ばになったおっさんが遊ぶと、なんだかむずかゆくなるほど甘いお話も続きます。自分が高校生の時なら、こんなことに悩めたかもしれないと思う場面も多々あります。しかし、ところどころでみられるヒロインの可愛らしさにはたまらないものがありますし、ふと気づけば「萌えている」自分がいるのです。
▲古き良きギャルゲーらしさが魅力の『メモリーズオフ6 ～T-wave～』
筆者はこの『メモリーズオフ6 ～T-wave～』を、今までに『メモオフ』が積み上げてきたものをうまくくみ取った作品であり、『メモオフ』のひとつの完成形だと思っています。過去作からのほのかなリンクもほどよく散りばめられており、舞台はやっぱりお馴染みの鎌倉・江の島・湘南方面で、シリーズでおなじみのキャラクターたちも顔を出したりします。
物語の内容としては、子供すぎず、大人過ぎない、決して尖ったシナリオではないものの、なぜか不思議な安心感があるのです。丁寧に作りこまれた本作を遊んでいると、老舗でシンプルな食事を食べているかのような安心感に包まれます。そんな作品だからこそ、『メモオフ』ビギナーの方はもちろん、ギャルゲービギナーの方にもぜひ遊んでもらいたいのです。
▲今回の記事の趣旨から外れるので、多くは語りませんが、個人的『メモオフ6』最強ヒロインとして遠峯りりすちゃんの麗しいイベント画像を貼っておきます
そして、『メモリーズオフ -Innocent Fille-』を楽しむために、本作をオススメするのにはもうひとつ大きな理由があります。『メモリーズオフ6 ～T-wave～』には嘉神川クロエというヒロインが登場します。そして、後日談となる『メモリーズオフ6 Next Relation』にはその妹の嘉神川ノエルという女の子が登場します。残念ながら、 『メモリーズオフ6 Next Relation』のノエルはメインヒロイン枠ではなく、非攻略対象だったのですが、なんと最新作の『メモリーズオフ -Innocent Fille-』ではヒロインに昇格したのです。
正直『メモリーズオフ6 Next Relation』のノエルは、かなり幼い雰囲気のキャラクターだったので攻略できるといろいろ危ないラインだったのですが、お姉さんを慕う姿はとても可愛らしく、続編がもしあるならばメインヒロインにしてほしいという声も多かったようです。
その声がついに届いたのか、満を持して最新作での登場になるのです！ 現在公式サイトで発表されている設定などを見ると、数年の間に何があったのか心配になるほど雰囲気が変わっていますが、そのあたりの謎も最新作では明かされるのではないでしょうか。
▲『メモリーズオフ6 Next Relation』登場時のノエル（左）
▲いろいろな意味でギリギリの『メモリーズオフ6 Next Relation』版権絵
▲そしてこちらが、最新作 『メモリーズオフ -Innocent Fille-』のノエルさん。元気はつらつだった彼女が、清楚な雰囲気になったのには、何か理由があるのでしょうか。私、気になります……
『メモリーズオフ6 ～T-wave～』と『メモリーズオフ6 Next Relation』は、スマートフォン以外のハードでも発売されています。好きなハードで遊ぶことをオススメしますが、スマートフォン版は本作の、「舞台探訪」との相性がとても良いという魅力があります。先に少し書きましたが『メモリーズオフ』シリーズは、鎌倉・江の島・湘南といった地域をモデルにしており、ゲーム内の背景画などは実際の風景を参考にしたものが多いのです。スマートフォン版でゲーム画面のスクリーンショットを撮影しておいて、現地でそれを頼りに散策してみると、不思議な没入感が得られるはず（PS Vitaでは『メモリーズオフ6 Complete』という、今回紹介した両作品がひとつになったものも発売されています。こちらには、PS Vitaのカメラ機能を使って、キャラクターと一緒に写真を撮る機能が実装されています）。
最新作の『メモリーズオフ -Innocent Fille-』は冬の物語とのことなので、ぜひ今の時期に『メモオフ』を遊んで、その舞台探訪などをしてみてはいかがでしょうか。新作を遊んだときに、「知っている」キャラクターや風景に出会える喜びを味わいましょう！
『メモリーズオフ6 ～T-wave～』
『メモリーズオフ6 Next Relation』
■配信元5pb.Inc.
■ジャンル：恋愛アドベンチャー
■機種：iOS
■価格：
『メモリーズオフ6 ～T-wave～』2200円
App Store
『メモリーズオフ6 Next Relation』2500円
App Store
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